夢溺れの一等星

周りから知覚されているのか疑うぐらい影の薄い主人公。クラスのみんなでかくれんぼをしても、私以外全員が見つかるとゲームが終わる。名前を他人に呼ばれたことはほとんどない。彼女自身、自分の名前が何だったのか曖昧だ。そんな彼女は夜、星を見るのが好きだった。朝や昼間の見えない間も、一日中輝き続けている星がなんだか羨ましかったのだ。彼女には友達と呼べるものがいなかった。しかし今、彼女の唯一の友達は「星」なのかもしれない。いつも星を見ていると輝く星の中でも飛び抜けて明るい星がある。私はその星を「星女(せいじょ)」と名付けた。星女は2度は目に留まるくらいに明るかった。存在感があった。クラスの子にもこのような「人」がいたなと思った。正しく一等星だった。
逆にほとんど輝きが見えない星もあった。誰からも見られない、記憶に残らないその星は私そのものだった。六等星と呼べるべきものだった。
「…一等星、あの星女に、なってみたい」
彼女の夢は星になること、とびきりの輝きを放つ星に……








「きっと未来は星のようにキラキラ。ふふふ、待ってて、すぐ、、、行くから」

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Free game on this illustration : [夢溺れの深海魚]

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Exhibition date:2020-07-23 11:09:05
Illustration size:768 x 768
Artist:Åχ∀
Content Rating:EVERYONE