タイトルが秀逸ですよね。
果たしてこれは、だだ滑りなのか、珠玉なのか、寒いのか。
すごくインパクトがありますね。
感心させられることに、読んでみるとこれタイトルにいつわりなしなんですよね。
まさに寒さと珠玉さが両立しているかのような内容で、妙に納得してしまう。
読んでいる方は本当にあっという間のゲームなんですけど、これ書くのは結構大変だったんでしょうね。
キャラクターが出てきてかけあいするわけでもない、こういうホントにギャグを羅列するゲームって、日常の会話だったり、何気ない出来事からの発想をストックしていかないと、そうそう書けるものではないなじゃないかなぁ……って思うんですよ。
地の文や演出も、シンプルなんだけど、このゲームの雰囲気にすごくよく合ってる。
いやあ、すごく好きですよ、このゲーム。
実は20連発では済まない罠、ショートコント集ノベルに該当。
ダジャレメインの一発ギャグオンパレードであり、テンポ感に関しては超高速で非常に凄い事になっている模様。 (あまりにも早すぎてネタのオチがよくわからんものもあるが)
まぁ、素で寒いネタもない訳でもないが、妙にじわじわとくるネタや何気にセンスが優秀なネタもあり、意外と(といっちゃ失礼だが)繊細に作られている印象。
色んな分類のネタが用意されているが、私としてはテンポ感が特に優れ流れる様にネタが拝める20連発側の方が好みだな。
かなり安易なものから地味に寝られたものまで、大小様々な一発ギャグが用意された作品であり、ごった煮感覚でテンポ良くプレイしたい方には割とお勧めだと思われる。
とはいえ、ゲームタイトルが示す通り「寒い」を強調しているだけあって、「笑えない人にはとことん笑えない」可能性も否定できないあたりは考慮するべきなのかもしれない。 (私は笑いと寒さが半々だったように感じたが)。 (Vol.121)
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