学園の小さな英雄記

azuritefield

平和が訪れた大陸で学生達が頑張るRPG

狭耳之穴

作者様は一笑に付すでしょうが一応。

中盤で投げた人間ですが、一応レビューさせていただきます。

本作は貴重な学園もののRPGで、さまざまなキャラクターと、カスタマイズ性に富んだ主人公でパーティーを組み、様々なクエストに挑み、ダンジョンに挑みます。
今作の特筆すべき特徴はやはり、主人公の育成にあるでしょう。
今作は、履修ポイントというものを消費して、主人公に魔法を選んで取得させることが育成の肝となっています。下手なポイントの使い方をすると詰みます。
新しい魔法を取得させるほか、集中、速射、拡散という、魔法にメリット・デメリットを加えて行使することができる能力も取得させることができます。履修ポイントを多く使いますが、すべての魔法で使えるようになります。
このカスタマイズ性が、今作の大きな特徴と言えるでしょう。

さて、そんな今作ですが、作者さんのおっしゃる通り高難易度かつ不便なつくりになっています。
序盤からゲームバランスが悪く、ボスはデバフ必須な強さであるのにデバフの成功率が集中魔法(確率UP)使っても低い、そもそも装備品のラインナップから特に序盤は対策不可能、一度ダンジョンに行ってしまうとあとから必要な物を実質買い足せない等々・・・
状態異常回復魔法まで運ゲーというのは少々やりすぎだと思いますね。面白さに全くつながっておらず、結局戦闘の戦略性を削って運要素、というよりストレス源を拡大しているだけ。特にこの点がイライラしました。集中という使い方がある前提の確率になっているのはわかりますが、そこまでそれにこだわる必要はなかったでしょう。

まあ、この高難易度と不便は作者様の意図したものですので、その点に関して、状態異常回復魔法以外のことを批判することは避けようと思います。
私から言えることは、そういったものに免疫のない方は避けましょう、ということだけです。

総評としましては、貴重な学園もののRPGである点は評価できます。キャラクターも魅力的なのがちらほらいましたし、世界観は問題ないかと思います。魔法取得などのシステム周り諸々と、ゲームバランス、この二点をもう少しうまく磨き上げることができたなら、もっとおすすめできるゲームになったのかもしれません。
ああ、それと、ゆ虐のパロディや、ゲームに寄せられたコメントへの作者様の返答が書かれたテキストファイルなどは、不愉快に感じる人も多いかと思います。その点も残念なところです。

ふりーむではレビューは無いに等しい状態ですが、他サイトですとレビューは多く、大変参考になります。ぜひそちらもご確認したうえで、それでも遊びたい方はトライしてみるといいでしょう。

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No.46129 - 2019-02-17 18:06:18
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