「完全に『生』きる為に、その妨げになる存在は『死』ななければならない」
突如現れた狂気の先生と、様々な問題を抱えた生徒達との奇妙で理不尽なやり取りを描いた短編ストーリーって感じやね。

なんか最初はバ○ル○ワイ○ル系かと思いきや、実際はかなり違う内容で意外っす。
かなり不条理で、けれども、論理的でもある授業シーンは、独特な雰囲気を醸し出しているな。
こんな悪夢のような授業は現実ではあり得ないが、人間には被害者と加害者の2タイプが存在するとい理論は、確かに理に適ってる話かもしれない・・・だからって邪魔者を排除すればいいなんて、ただの屁理屈としか思えないが。

このゲームの場合、キャラ絵を一切入れず、文章重視にしたのは、意外と良い方向に進んでいるかもしれないす。 （変に視覚重視にするよりは、脳内補給で設定が把握しやすい）
しかし、出だしに比べ、後半以降の展開が急ぎ足といいますか、内容が一気に薄っぺらくなってしまい、味が落ちてしまった感もしますな。
エンディングの無理やりハッピーで終わらせたようなエンディングも拍車抜けでしたし、先生が小学生体系である必然性、授業を行った理由とかが、ほとんど描かれていなかったのも物足りない気が。
あと、文章が所々はみ出て若干読み辛い点は、まぁ慣れればどおってことはないっすわ。

これまた、選択肢無しの一本道で、プレイ時間はそれ程かからないので、少しの時間に奇妙ワールドを堪能すればいいんじゃーん！

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■テーマは良い
紹介文を読んで非常に惹かれた作品です。
さて、読み終えての感想ですが…

■デザイン関係
シンプルなデザインですが、文章表示の仕方が少し変わってますね。
これはこれでありだと思いますが、惜しいのは
「台詞を喋る人物の名前と台詞が、画面の切り替わりで切れまくり」
なのが残念ですね、こういう所はちゃんとして欲しいです。
音楽はありがちなフリーＢＧＭ、可も不可もなくと言った所。

■文字関係
扱うテーマが大きい割には物語全体を通してボリューム不足なのが残念ですね。
文字数を増やせば良いとかそういう問題ではなく、失礼ながら挑んだ難易度のテーマに実力が付いていっていない。
消化不足な謎も多く、起承転結の結が弱いです。

■最後に
「なんだかなぁ」と言うのが正直な感想です。
何となく思いつきで書いた作品という感じで、
作品を通して作者さんの訴えたい事がどーも薄っぺらい。

かと言って、作品自体の質は決して低いものではないので、
５分程で終了する他フリーノベル練習作品（けっこうあったりする）
よりかはよっぽど記憶に残りました。
応援しています、頑張ってください。

ありがとうございましたｍ（＿）ｍ

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