魔王がいるから俺達は戦うのさ、中編RPGって感じですな。

いわゆるおちゃらけなギャグ系のストーリーではありますが、オープニングとエンディングが軽く存在する以外は、全体的にイベント率は控えめ、明らかに戦闘重視なRPGだと思われます。
良くいえばダンジョン攻略に一点集中できる快適さを持ち、悪くいえばギャグシーンやキャラ達のやり取りが若干気薄といったところでしょうか。
あまりまとまった話を楽しむ内容では無いと思われますが、各キャラの個性付けや世界観といった部分はしっかり作られているので、決して外見自体が空気というわけではありませぬ。

戦闘は非常に戦略重視で、戦い方次第では難度が大きく変化、多彩なパーティの組み合わせや、相性の強弱が激しい技を有効活用してダンジョンを攻略していく面白さを味わえるかと。
やり込み関係も豊富で、ダンジョン攻略率達成やレアアイテム収集といった、マニア心をくすぐる楽しみもあり、色々と寄り道して（いい意味で）時間を消費してしまう事請け合いではないでしょうか。
しかし、その一方でダンジョン数が短編クラスの少なさで、本格的な戦闘ややり込みとは不釣合いなボリュームの薄さは気になりました。
他にもパーティを常に入れ替えないとやり込みに不備ができてしまうめんどくささや、技の名前がややこしくて直感的に効果を判別するのが困難に思えたのも事実であります。

やり込みと戦略性を求めるプレイヤーにはうってつけのRPGで、やりがいは大いにあると思われるんるん。
その一方でスタンダードなわかりやすさや、ストーリー性を重視したRPGを求めると微妙かもしれませんせん。


千五百 ?（;￣□￣Ａ 一般登録作レビュー1500作目 (￣Д￣；； 千五百
遂に1500回目の一般登録作レビューとなりました。
何だかんだで、ふりーむに出会って5年半以上の付き合いであります。
最初に出会ってから外見の変化が少ないふりーむですが、近くにリニューアル予定との事らしいので、期待したいところ。
ふりーむを卒業するのは、まだ先の話になりそうです・・・かしこ。 （ふち）

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各キャラのスキルを利用したダンジョン攻略物って感じですね。

隠し通路等を察知してくれるキャラ
障害を飛び越えるキャラ
アイテムを探すキャラ
鍵開け＆障害物を壊してくれるキャラetc...他多数。

彼らの能力をうまく利用して、３名制限のＰＴ編成を考えつつ各ダンジョンを攻略。
最終的にラストダンジョンを攻めてボスを倒せばクリア。
またアイテム収集やクリア条件による称号等、要素的にはよくあるダンジョン物ですが、
世界観やキャラたちの言動がとても可愛くて、いちいち効果音や動きが心地好い。
その点で他の攻略ゲーとは違った魅力に仕上がっているのではないでしょうか。

各ダンジョンには攻略度が％で設定されていて、アイテムや部屋の発見等で攻略％が上がる訳ですが、
攻略度を１００％にしなくても、ボスさえ倒せば制圧扱いにしてくれます。
なのでダンジョン物（探索作業）が苦手な人でもクリアはそれほど難しくないでしょう。
ただしダンジョンの攻略％を上げてからクリアするとイイ事が・・・ごにょごにょ。

まあストーリー的には物足りない感は否めませんが、コンセプト自体がダンジョン攻略＆システムだと
思うので、その辺は諦めるしかなさそうですね。
と言っても淡白ですがオチもそれなりにあります。（ここは伏せておきますが）

進めていくにつれ技が多いなあ、と感じましたが、それぞれに効果の有効・無効にメリハリが効いてますね。
多少ＬＶが低くても敵の弱点をつけば瞬殺できるし、戦闘自体テンポがあるのでダレるようなことはなかったです。
あ。あと敵はシンボルエンカウントなので、探索に集中したい時は戦闘を回避できます。
低ＬＶでボス戦・・・は試してないので何とも言えませんが、感触としては弱点をつけば行けそう？
（↑この辺すごいいい加減です）

あと個人的にはＢＧＭも好き。
マイナー感がとてもいいです。

とにかくほのぼのした世界観がいいですね。
ダンジョン物を敬遠される方にもお勧めです。
いや本当に嫌いな人はどうだか・・・(笑)
でも食わず嫌いな方はプレイしてみてはどうでしょう？

最後に欲を言えば。
キャラたちの台詞があまりに可愛いので、シナリオはともかく、もうちょっと彼らの
掛け合いが見たかったなー、って気はします。

作者さん、ありがとうございました。

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